2023-7-9
春先の3月に、とてもつらいことがあった。
なぜ、わたしの人生にこんなことが?
わたし、何か悪いことしたかなあ。
そうやっていったん自分の気持ちを宙に浮かべて
考えるふりしてでも、なんとか気持ちを落ち着かせようとしたけれど
ほんとうにつらいときって、だれにも言えないものなんだな。
そんなことに気づいた。
すごく俗っぽく、そして大雑把に言うと、
きっと私は、失恋したことになるのだと思う。
でも、失恋、と呼ばれるようなことは、たぶん前にもあった。
でも、今回のそれは、前とは比べものにならないくらい、
わたしにとって、大きなものだという気がする。
何度取り出しても大きくも小さくもならない、
残酷なくらい変化のない、置いていかれた気持ち。
4月の終わりくらいまでは、ふと気づいたときにまた思い出して
泣きそうで泣けない、とにかく胸が痛い。
そんな状態がつづいた。
同時に、自分も「人並みに」人を好きになって
それで傷つくことができるのだなと思った。
だからといって、うれしいわけでも悲しいわけでもないけれど。
そのあたりのことは、自分にもよくわからない。
恋愛について意見(のようなもの)を求められることは
これまでも何度かあったと思うけれども、
そういうとき、わたしはいつでも何も言えなかった。
ただ、体験として、こういうことが自分にもあったのだ、
ということを、ここに残しておきたい。